川瀬陽太の『痴漢電車 さわってビックリ!』を彷彿とさせる慌てた演技が最高。ホテルレマン湖のレがとれてマン湖となる小学生並みのギャグセンスが好きだけど、顔文字を使って“萌え〜”や“萎え〜”を表現するのは野暮ったい。閉館日のラブホに突如現れた白瀬あ…
つまらない 藤井さとみが真央はじめは付き合っていたらしいのだが、その様子がほとんど描かれていないので感情移入できなかった。彼女は「ふるさと」を何度も口ずさむのだけど、意図がよくわからなかった。樹かずと藤井の同僚の絡みも本編に絡まないのでもっ…
面倒くさいメンヘル女と一緒にいるヒモの大変さがわかった気がする。 富士川真林のマゾ演技が迫真。普段はおとなしいのに、折檻されだすと口調が"御無体な〜"や"かんにんして〜"などと言っていて別人格のよう。いじられるのが好きだとすぐマゾだとか言う場面…
針生未知(宮川花子と福田和也を混ぜた感じ)が過去に関係をもった男達の元へ双子の姉だと言って近づき、金をだまし取ろうとする。結局彼女は嘘がばれてしまうのに、自信満々に「舞台は現実よ」とか言いいながら女優ぶって一人闊歩するラストシーンは、なぜ…
吉行由実の夫(松本清張似)は妻と悟朗がセックスするのを観て楽しんでいる。ただの変態かと思いきや、途中から吉行と一緒に彼のチンコをしゃぶったり、吉行に正常位で挿入している時に彼の背中をベロベロなめたり、さらには後ろから挿入して、いきなり苦し…
鏡野有栖がとても可愛い。石川雄也は勝村政信に少し似ている。無精子症だと分かった石川は双子の弟に睡眠薬で眠らせた妻を夜這させ、妻を妊娠させようとする。双子だから自分の振りをさせて普通にセックスすればいいと思うのだけど、それだとコミカルになっ…
熟女二人が過去から現在をまったりと振り返る。佐々木麻由子は妹の酒井あずさのことを“人の男を欲しがる女”と嫌っていたが、10年ぶりに酒井と再会して彼女の現在の若い恋人のことを聞いたそばから彼とセックスする妄想をしている。現実と妄想は違うけど、や…
いつもの久須美欽一介護老人ものなんだけど、奇妙な映画だった。というのは明らかに女のAsamiが男役として出てくるから。彼女(彼)が立ちションしたり、久須美にチンコをしごかれたり、女装(!)して正上位で久須美にガンガン挿入(“どこに出して欲しいん…
ヤクザ・佐野和宏と女子高生・西藤尚の心と体の交流物語。深町章って素晴らしいなあ。 佐野の女・東夕巳は背中一面の入墨がエロい。ヤクザの女という感じのなまめかしさがある。そんな彼女と佐野の子分・熊谷孝文がセックスするシーンは兄貴の女としているっ…
ピンク版『トワイライト〜初恋〜』な良作 序盤に鮎川なおは笑顔を見せない、というかぶすっとしているので、柳之内たくまと親しくなってからようやく見せるふっとした笑顔がとても魅力的に感じる。彼女は永遠の命を持っていることを苦しみだと感じているのに…
エリートサラリーマンのやまきよが命をかけたリアルチンチロリンに参加して負けてしまい、吉田祐健に金をたかられる。その後彼は彼女に金を借りようとしてビール瓶で殴られたり、病院で看護婦の風間今日子に犯されたり、取引先の社長・佐々木基子とその部下…
とても面白いシチュエーションコメディ。なかみつせいじが亜紗美と未亡人プレイをするオープニングから、彼が妻の水原香菜恵と不倫相手の岡田智宏との絡みを遺影のフレーム越しに観るラストまで、笑えるシーンばかり。特に風呂場にいる亜紗美を妻と勘違いし…
ゆがんだ反射像を使ったり、カットグラスを磨く音が効果的に使われたりと、映像や効果では時折ハッとするところがあるのに、肝心のストーリーがむちゃくちゃという芸術志向が観ていてきつかった。金髪を鬘をかぶって踊り狂う淡島小鞠(三上紗恵子)ってこん…
産婦人科医である葉月ありさが、夫の不倫相手で彼の子を妊娠した河野綾子の胎児を触診していたという事実が何度も強調されるシーンはトラウマになりそうなくらいグロテスクなので、反動で彼女が肉便器的に病院の患者とセックスして、そこに夫を呼び出してし…
これぞ深町章という感じの、ほとんどモノローグで占められた映像つきオーディオブックとも言える作品。葉月螢が夫のなかみつせいじに気がつかれないでどうやって毎度土蔵へ行ったのかを“どうにかこうにか”という言葉でなんなく進めていく岡輝男の脚本には笑…
冴島奈緒がベッシー・ラヴのようにチャキチャキしていて魅力的。ウィンクが上手。自分の中の熟女熱がぶり返しそう。 相手と心が通っているということをセックスで気絶するという表現にすることで、行きずりのセックスばかりしてちっとも気絶しない冴島の不安…
ビリヤード玉みたいに登場人物が絡み合うストーリーは素晴らしい。那波隆史がポン引きを好演。この人ははずれがないなあ。何者かが娼婦の体に“S”と刻むという猟奇的サスペンスの趣もあるが、犯人の竹本泰史があっけなく殺されるので中途半端。Sは正義の意ら…
Ayaが田舎者でどんくさい主人公を演じている。いままで今作とは正反対の男勝りな役しか観たことが無かったので驚いた。所有物に自分の名前をひらがなで書いたり、岩手弁でしゃべる彼女はチャーミング。Ayaと中田二郎のラヴロマンスには不和が無いが、ミュウ…
池島ゆたか監督100本目の記念作品。レナード・メルフィの『小鳥の水浴』が基になっているらしい。日高ゆりあが母親の田中繭子から売春を強要され、なかみつせいじに処女を奪われたり、銀治にツルマンにされたりして可哀想。日高はおっとりしている感じなので…
銀行強盗の吉田祐健は人質に「喉が渇いている奴はいるか?」「便所に行きたい奴はいるか?」と聞き、喉が渇いている人に便所へ行きたい人の尿を呑ませる。悪い奴なのかいい奴なのかよく分からない。吉田に「セックスしろ」と言われて乱交状態の中、竹本泰志…
雅彦がゲイっぽいので、映画館を間違えたかと困惑した。三行広告作成の仕事を始めた彼は、先輩に連れられて風俗の実地体験をする。経験を積んで素敵な三行広告を編み出すのかと思いきやそんなのはなく、ただ刹那的なセックスシーンばかりで終わってしまい残…
生徒の成績を上げないと首になると校長・なかみつせいじに宣告された@YOUが生徒に勉強を教えたり、学費を払えない生徒のためにバイトをしたりして奮闘する。構成は章立てになっていて、各章タイトルは「派遣切り」、「モンスターペアレント」、「学費滞納」…
三木藤乃がとてもキュート。常にはにかんでいて、いつまでも現役で恋をしている人の表情だ。ポリネックで肉が上がっているからそう見えるのかもしれないけれど。吉岡と春矢つばさが三木と飯島大介の絡むビデオを観てから段々と惹かれあう様は、欲情したと言…
主人公のちさとがエロい。矢藤あきの10年後ってこんな感じなんだろうなあ。彼女は義理の息子・千葉尚之の“生でやりたい”という要求に応えるために、アナルをクスコで拡張するんだけど、そのシーンの時に近くのオカマが“自分で広げなくっても広がるわよ”と言…
尼のピンク映画。坊主の佐々木基子を観るだけでも価値がある。寺に佐々木の弟・田中あつしが来たり、DV被害者の七月もみじが駆け込んできたりと、オムニバス的な内容。乱孝寿が死ぬのは洒落になっていない。坊主姿を観て分かったのだが、銀治はかなりの美形…
主人公の池田こずえ(少し下平さやかに似ている)のセリフ回しや表情が観ていてきついのだけど、彼女が統合失調症という設定なので説得力があるし、なにより華沢レモンの豊かな表情が素晴らしいので楽しめた。他人が喋っている時の彼女の表情の変遷を観てい…
池島ゆたか監督作のミュージカル映画ということで期待し過ぎた。大場一魅の歌とギターが全面的に使われていて嬉しい(「世界の果てでダンス」の演奏もあり)のだけど、出演者たちの踊りが投げやりでがっかり。他愛ないコメディだからこそ、きっちり踊ってほ…
探偵事務所で唯一の男である松浦祐也(くどいほど田村正和を真似していて楽しい。一瞬キムタクの“ちょっ待てよ!”も真似していた。)は新人のかすみ果穂にボコボコに殴られたり、思いを寄せる所長のAYAには相手にされないので、マフスのはてなさんが言ってい…
健康道場を営む久須美欽一が探知機のようなものがついた筆で性感帯を探知するオープニングは可笑しい。成瀬美佳はお尻の奥が性感帯だと診断されるが、夫・真央はじめは“お尻の奥なんて!クリトリスが一番だ”と言ってそこを攻めてくれない。“クリトリスが一番…
漫画のような軽い演出が印象的なラヴコメディ。まず捨てられたダッチワイフを拾うっていう発想が凄い。魔女の星川みなみは三つ願いを叶えることができるが、全て叶えると叶えた相手の前からいなくならなくてはならない。熊谷孝文に恋をしてしまった彼女は彼…