2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ビリヤード玉みたいに登場人物が絡み合うストーリーは素晴らしい。那波隆史がポン引きを好演。この人ははずれがないなあ。何者かが娼婦の体に“S”と刻むという猟奇的サスペンスの趣もあるが、犯人の竹本泰史があっけなく殺されるので中途半端。Sは正義の意ら…
Ayaが田舎者でどんくさい主人公を演じている。いままで今作とは正反対の男勝りな役しか観たことが無かったので驚いた。所有物に自分の名前をひらがなで書いたり、岩手弁でしゃべる彼女はチャーミング。Ayaと中田二郎のラヴロマンスには不和が無いが、ミュウ…
池島ゆたか監督100本目の記念作品。レナード・メルフィの『小鳥の水浴』が基になっているらしい。日高ゆりあが母親の田中繭子から売春を強要され、なかみつせいじに処女を奪われたり、銀治にツルマンにされたりして可哀想。日高はおっとりしている感じなので…
銀行強盗の吉田祐健は人質に「喉が渇いている奴はいるか?」「便所に行きたい奴はいるか?」と聞き、喉が渇いている人に便所へ行きたい人の尿を呑ませる。悪い奴なのかいい奴なのかよく分からない。吉田に「セックスしろ」と言われて乱交状態の中、竹本泰志…
雅彦がゲイっぽいので、映画館を間違えたかと困惑した。三行広告作成の仕事を始めた彼は、先輩に連れられて風俗の実地体験をする。経験を積んで素敵な三行広告を編み出すのかと思いきやそんなのはなく、ただ刹那的なセックスシーンばかりで終わってしまい残…
生徒の成績を上げないと首になると校長・なかみつせいじに宣告された@YOUが生徒に勉強を教えたり、学費を払えない生徒のためにバイトをしたりして奮闘する。構成は章立てになっていて、各章タイトルは「派遣切り」、「モンスターペアレント」、「学費滞納」…
三木藤乃がとてもキュート。常にはにかんでいて、いつまでも現役で恋をしている人の表情だ。ポリネックで肉が上がっているからそう見えるのかもしれないけれど。吉岡と春矢つばさが三木と飯島大介の絡むビデオを観てから段々と惹かれあう様は、欲情したと言…
主人公のちさとがエロい。矢藤あきの10年後ってこんな感じなんだろうなあ。彼女は義理の息子・千葉尚之の“生でやりたい”という要求に応えるために、アナルをクスコで拡張するんだけど、そのシーンの時に近くのオカマが“自分で広げなくっても広がるわよ”と言…
尼のピンク映画。坊主の佐々木基子を観るだけでも価値がある。寺に佐々木の弟・田中あつしが来たり、DV被害者の七月もみじが駆け込んできたりと、オムニバス的な内容。乱孝寿が死ぬのは洒落になっていない。坊主姿を観て分かったのだが、銀治はかなりの美形…
主人公の池田こずえ(少し下平さやかに似ている)のセリフ回しや表情が観ていてきついのだけど、彼女が統合失調症という設定なので説得力があるし、なにより華沢レモンの豊かな表情が素晴らしいので楽しめた。他人が喋っている時の彼女の表情の変遷を観てい…
池島ゆたか監督作のミュージカル映画ということで期待し過ぎた。大場一魅の歌とギターが全面的に使われていて嬉しい(「世界の果てでダンス」の演奏もあり)のだけど、出演者たちの踊りが投げやりでがっかり。他愛ないコメディだからこそ、きっちり踊ってほ…
探偵事務所で唯一の男である松浦祐也(くどいほど田村正和を真似していて楽しい。一瞬キムタクの“ちょっ待てよ!”も真似していた。)は新人のかすみ果穂にボコボコに殴られたり、思いを寄せる所長のAYAには相手にされないので、マフスのはてなさんが言ってい…
健康道場を営む久須美欽一が探知機のようなものがついた筆で性感帯を探知するオープニングは可笑しい。成瀬美佳はお尻の奥が性感帯だと診断されるが、夫・真央はじめは“お尻の奥なんて!クリトリスが一番だ”と言ってそこを攻めてくれない。“クリトリスが一番…
漫画のような軽い演出が印象的なラヴコメディ。まず捨てられたダッチワイフを拾うっていう発想が凄い。魔女の星川みなみは三つ願いを叶えることができるが、全て叶えると叶えた相手の前からいなくならなくてはならない。熊谷孝文に恋をしてしまった彼女は彼…