老人とラブドール 私が初潮になった時 ★★★★★

吉沢明歩の魅力が全開。ドジっ娘っぷりが可愛い。それだけで一本撮れそうなバター犬ロボットaibuの集合体によるレイプ事件と、野上正義と吉沢の物語とを一つに纏めあげているのが素晴らしい。里見瑤子はレイプマシンに犯されるチョイ役。山口真里は財産目当ての女を好演していて、男たちが嫌う生身の女の象徴のような存在。オタクがメイドロイドについて「生身の女が欲深く手醜いからメイドロイドに走るのは当然」みたいなことを言っていて、オタクにとってメイドロイドは性欲処理機という感じがするのに対し、野上はセックス機能を追加して別の機種に記憶を移し替えるのを拒むくらい吉沢を純粋に愛している。その対比が二人の愛を深く感じさせる。傑作。