義母の寝物語 近親相感 ★★

近親相感っていうタイトルは気が効いている。オープニングで妊婦の二人が「この子は自分の子ではないかもしれない…」みたいなことを言って、それから過去に遡って現在に至るまでの話が展開していく。現在から先が観たかったのになあ。オチが分かり切っている話をきちんと作るっていうのはプログラムピクチャーらしさがあって好きだけどね。久須美欽一は何度も息子の嫁に絡むしょうもない親父役。絡むたびに彼女に言う「いいじゃないか、親子なんだから」っていう台詞が訳わからなくて笑った。柳東史も言ってたけど、親子なんだからだめなんじゃないのか。中国人役の京極早苗の片言日本語は本物の中国人みたいで素晴らしい。柳東史は彼女に誘われたら大して拒みもせずに絡んでしまうので性豪な久須美の息子っぽさが出ていたなあ。この絡みは部屋にカラフルに変色するライトが置いてあってラブホみたい。東山和子は美肌。