「ウィンブルドン」

かなり面白い
ポール・ベタニーが壁をよじ登った時点で全てを許せる。
エロはキルスティン・ダンストの序盤のシャワーシーンでもう十分だったので、それ以降のベッドシーンが省略されているのも問題なく、むしろ映画全体に清々しい印象を残す好結果となった。エドワード・シェアマーの洒落た音楽も合っている。
ドライブのシーン、ボロボロのテニスコートで二人がテニスのフリをする所など、目を引く場面が多かった。特に空想のボールが空高く上がってそれを見上げるシーンでは「イーストウィックの魔女たち」を思い出す。すっかり入れ込んでしまい、最後の試合ではぞくぞくした。ボール・ボーイ役のジョナサン・ティミンズが一番可愛らしい。