「ボーン・スプレマシー」

傑作
前作より遥かに面白い。テンションが高いまんまで終る。
ジュリア・スタイルズのくしゃくしゃの泣き顔がハイライト。可哀想だけどもっと泣かせたくなる。彼女って知性を感じさせて、めちゃくちゃ憧れる。ニッキーっていう役名もやたら似合う。
こんなに壮絶なカーチェイスは観た事無い。衝突シーンも「アダプテーション」に匹敵するくらい素晴らしい。
ジェイソン・ボーンのハアハアいう声がBGMとして聴こえるのが面白い。マット・デイモンは目元の翳りがストイックな感じで、コメディに出ているときよりも遥かに魅力的。彼のコメディ演技は息抜きにしか感じられないのが欠点。
最後に出てくるロシア娘の目がとても印象的。いったい誰だと思ったら「リリア」の主人公役のOksana Akinshinaか。若くして大女優の風格を携えていて、彼女が続編に絡んでくるのかと思うと楽しみ。