「200本のたばこ」

つまらない
はみ出し者達の馴れ合いを観ても疎外感しか感じない。
魅力が感じられない登場人物が沢山いてまるで蟻の大群を見ているかのよう。そんな中でジャ二ーン・ガラファロとケイト・ハドソンは輝いていた。ケイトはウンコを背中にベッタリ付けたり寄り目や鼻をかむ場面など、時折はっとさせられた。彼女はこういったドジで冴えない役が似合う。化粧が落ちて目の周りが黒くなった時の方が魅力的なのも良かった。
コートニー・ラヴに「私とファックなさい」なんて言われた時には下半期一の恐怖を感じた。エルビス・コステロの油がべっとり付いていたであろう眼鏡をベロンベロン舐めていたのには正直引いた。
ボブ&マーク・マザーズボウの音楽は「オトコのキモチ」に使われていたようないつものほのぼのした曲の他に「I smoked 200 cigarettes」といった激しい曲もある。これはボブの影響が強いのかも。ジェイ・モアとケイトは横顔が似ている。ニック・ロウの「Cruel to be kind」はやっぱり良い曲。
DVDにミュージックチャプターがというのがあって、とても便利だった。全ての映画のDVDに欲しい機能。GBVとスプリットEPを出していたガール・アゲインスト・ボーイズの曲も使われていて驚いた。