獣の交わり 天使とやる ★★★★

キリスト教を信仰していた吉沢美優が一度は聖書を海に投げ捨てて、デリヘル嬢としてで働いたりして自棄気味になりながらも、同じくキリスト教を信仰する尾関伸嗣に愛されてから再び海へ行って拾い上げるシーンが衝撃的。神にすがらないっていうのを通り越して、それでも信仰している。背負った罪を償った後のその先を描いている。まくら投げで沢山飛び散る羽毛も鶴橋で尾関が手にした天使の羽のようだ。『たまもの』のボーリング玉みたいな感じでキリストが浅黒いキリストが出てくる。尾関が小鳥遊恋を夫の古澤裕介が寝ているそばで強姦している時にも彼の足もとが見えるのに、彼が見ようとしないシーンはタガが外れている感じがしてぞくぞくした。