妹のつぼみ いたずら妄想 ★★★

久保田泰也が童貞を喪失する瞬間に叫ぶシーンは海の風景と相まって壮大。彼が童貞会のメンバーだということの説明がないまま他のメンバーに拉致されてしまうので、観ていて意味が良く分からなかった。鳴海せいらは「人妻悲恋 巨乳みだれ泣く」のはるか悠に似ていて、彼女よりも生活感があって好き。夫の度会完は「一人寝未亡人 恥毛の落ちた蒲団」の吉田祐健に通ずる下品さがあって耐え難かった。岡田智宏は兄っぽい頼もしさを持っていて、色白でむっつりな感じが本作にとても適役だと思う。石川雄也は変な企みなしに赤西涼を好きになっているから、妹を想う兄としては石川に突っ込みどころがなくて悔しかっただろうなあ。
劇中でほんのりとかかるキョロザワールドの「君のこと」はもっとフィーチャーしても良かったのに。せっかくだから5月10日の下北沢屋根裏のライヴに行きたくなってきた。

そういえば赤西と石川のからみの最中に観客がメトロノームみたいにタイトなリズムと音でイチモツをさすり出し、そこに人だかりが出来ていたのは勘弁してほしかった。毎度のことだけどさあ。