We Jam Econo '08@新宿MARZ/新宿Motion
clean of core
アルペジオからシャッフルへの流れがスムーズでなかなか良かった。
Qomolangma Tomato
ヴォーカルの立ち振る舞いが素人っぽくて驚いたけど、バンドに上手く溶け込んでいた。まさにマジックだ。ギターの音色が特によかったなあ。またライヴが観たい。
BALLOONS
アルペジオを基調にしたおしゃれな感じの曲で、格好良いヴォーカルが英語詩で歌う。悪くないけど、そこまで入り込めなかった。Qomolangma Tomatoの方が好き。
lostage
素晴らしい。あらきゆうこに何かが憑依したみたいな感じのドラムとメロディアスなベースを根っこにして、ダブルギターがコードをガシガシ弾くから最高。コードチェンジのときにはものすごい疾走感がある。甲高いヴォーカルもザゼンボーイズの向井みたいで気に入った。
Samm Bennett
素晴らしい。腹に置いた太鼓をマラカスを持った手で叩いて歌う南部のトラディショナル・ソング「Alabama Bound」は一人なのに壮大なスケール感があって圧倒された。続いて三味線のような細い楽器で「Ready to Rock」を披露。映画『Into The Wild』に使われていたエディ・ヴェダーの曲みたいに臨場感があってめまいがしそう。彼の曲も映画に使ってほしい(略歴よると映画の仕事もしているようだ。『ココ・ザ・クラウン』観てみたい!)ライヴの後半では口元に置いた金属のようなものをビヨーンとさせて、ロボット声のように響かせていた。あんな金属をちゃんと歌を映えさせる楽器にして聴かせてしまうのは凄いわ。あと、日本語でMCを話していたのが驚き。JR(と銀座線)で移動中にほとんど歌詞を書いたとか言っていて面白かった。アルバム買わなきゃ。
2UP
メルトバナナみたいな曲の短さと激しさがあったので、彼らのファンは気に入りそう。
Melt-Banana lite
真っ暗なステージにAGATAとYAKOが頭にライトを付けて登場。lite名義だからか、AGATAはギターを持たず、ミキサーのようなものを操作してチュイーンと歯医者で治療を受けている最中のようなサウンドを出していた。暗くてよく見えなかったけど、ベーシストとドラマーもいたみたい。曲はいつもの激しくてポップなメルトバナナだったけど、ギターがない分ちょっと物足りなかったな。
Z
槇原敬之と石野卓球を混ぜたようなヴォーカルが歌いながら手話のような動きをするから面白い。サックスを吹いてやたらとムーディになるところも唯一無二なバンドだと思う。彼の動きが見られないCDだとあんまりおもしろくなさそうなので、ライヴで観れてよかった。
Brother's Sister's Daughter
前回よりもリラックスした感じ。あらきゆうこの詩の朗読は今回もあったけど、マイクが「月に吠える」と言って日本語の詩(Shimmyが書いたらしい)を読みだしたのには驚いた。あんまり読めていなかったけど、その心意気を尊敬。51歳(ロバート・ポラードと同じ年)の誕生日に日本に来るなんて、本当に日本のバンドを愛しているんだね。今日は二つの会場でライヴが行われていたけど、観客の中に混じっている彼を何度も観たもの。彼のように歳をとりたいと心から思える。