THE RECORDS & 20/20 JAPAN TOUR 2008@新宿JAM

前座を含めた内容では今年一番のライヴだった。

ROCKBOTTOM

いなたくて気に入った。聴きやすくてかつ屈託のある普通のギターロックなんだけど、こういうバンドって案外いないんだよなあ。(でもアルバムを視聴したらあんまり良くなかった。ライヴの方がはるかに魅力的。)俺もこんなバンドがやりたい。

SUPERSNAZZ

この間見たワンマンは素晴らしかったけど、やっぱりスナッズは前座だとその魅力が凝縮されていてたまらない。俺の中では2005年のスパジーズ来日公演以来依然として日本最強の前座バンドだ。今日は感無量というTOMOKOさんもXのTシャツを着て気合が入っていた。そういえばスナッズって週末にライヴをやることが多いなあ。メンバーが普段仕事をしているからなのかな?

THE RECORDS

太いドラムにメロディアスなベースがいなたくて人懐っこい。ジョン・ウィックスの甘いヴォーカルも最高だった。「Rumour sets the woods alight」や名曲「Starry Eyes」が聴けて大満足。アンコールあたりからみんな前に押し寄せてきて押しつぶされるくらい盛り上がった。

20/20

ザ・レコーズが終わった後の高いテンションを保ったまま始まるから最初から最後まで人波に呑まれそうだった。ベーシストのロン・フリントは背が高くて天井にぶつかりそう。スティーヴ・アレンはカメラで何度も観客を撮っていた。
「Nuclear Boy」で幕明け。サビが誰でも口ずさめるから観客も歌いまくり。彼らもレコーズと同様にドラムとベースがしっかり聴かせる。彼らの中でもとりわけ人懐こい「Cheri」が聴けてうれしい。そして一番好きな「Tell Me Why (Can't Understand You)」をやってくれた時には嬉しすぎて心の中で悶えた。「Backyard Guys」はコーラスに気合が入っているから観客も思いきり参加できる。来日記念で8センチシングル化された「Givin' It All」は彼らの中でも特に踊れる曲だった。
しかし本当に曲が素晴らしい。「Remember The Lightning」なんて今のバンドが出した曲って言ってもみんな信じそうなくらい古びていない。最後の方はロンのシャツが汗で透けまくってまるで裸のよう。
二回目までアンコールがあって、再び「Nuclear Boy」をやってくれた。三度目のアンコールをしていたら結局PAが出てきてみんなががっかりしていたのなんて久しぶりに見る場面だ。

初来日ということで往年のファンが多いのかと思いきや若い人ばかりで驚いた。バンドもバリバリ現役だし、全然古くさくないウェルメイドな楽曲の嵐。ずっと音楽を続けていて、それが今の若い世代に受け入れられているなんて素晴らしいわ。こんなライヴが毎週末観れたらいいのに。


the records -「starry eyes」


20/20 -「Nuclear Boy」