キャスパー&ザ・クッキーズ@渋谷O-nest

ゲラーズ

熱唱するべーシストのヴォーカルが素人っぽくてグッと来た。彼のマイク位置がやたらと低く、屈みまくって歌っていたのも好み。

ガールハント

ギターの感じがアジカンのような趣なので、彼らが好きな人は気に入ると思う。彼らよりもコメディ寄り。キャスパーっぽい曲ということで披露した「ざわついた気持ちを口にしなきゃ良かったか?」がポップで気に入った。「昔洋楽好きで邦楽を馬鹿にしていたけど、今はこんな日本語の歌を歌っている」という趣旨のMCは素晴らしい。

おとぎ話

ヴォーカルの有馬和樹の尻がふくよかなのと、彼がガールハントのべーシストであるクリハラ ケンイチに似ていて強烈な既視感でライヴどころじゃなかった。よく通る声質。「SMILE」という曲はタイガーがスピッツをカバーしているような感じ。

エレキベース

キーボードの人が以前よりも若返っている気がする。サックスとトロンボーンがいたのでより華やかになっていた。彼らの音楽って本当に現実逃避できるわ。ただただいつまでも踊っていたい。っていうかトロンボーンの鈴奴がリーダーを務める太ももサティスファクション*1が滅茶苦茶気になる。CD買おうっと。

キャスパー&ザ・クッキーズ

付けまつげしたジム・ヒックスが踊る踊る。特に手をひらひらさせて扇ぐ動きが壷に嵌った。彼はスティックで地面をバシバシ叩いたり、ベースもギターもキーボードも弾く多才。エレキベースのホーン隊も参加してにぎやかなライヴだった。甘さ一辺倒に終わらない彼らの音楽はスプーンの裏返しみたいな感じだなあ。