40歳の童貞男 ★★★★

スティーヴ・カレルはずんぐりとしていて奥手な感じが出ている。キャサリン・キーナーはスティーヴに殺されるんじゃないかと怯える場面で茶目っ気があって良かったので今作みたいな他愛ないコメディにもっと出て欲しい。

朝立ちのポコチンの造形は「イビザボーイズ GO DJ!」に比肩するほどの素晴らしさ。角度が良い。また、放尿の造形も素晴らしすぎる。朝立ちでの急角度な放尿で自爆なんてマジで共感した。こんな共感したシーンを映画で観たのは久しぶりだ。今作のハイライトは立ちションシーンだった。主人公が唸りをあげるとゆるやかに立ち上がる曲線。実際にしているとしか思えない。ポコチンは★★★★★

そういえば「イビザボーイズ GO DJ!」も童貞喪失が一つのテーマだったなあ。童貞映画はさすがにポコチンの造形に手が込んでいる。

内容はギャグの切れが悪くていまいち面白くない。「ヤギとやれ」が口癖の爺さんのつまらない突っ込みの後にすぐ次のシーンに行くから観ていて居心地が悪い。「バス男」や「イン・グッド・カンパニー」からすると見劣りするなあ。

変態役のエリザベス・バンクスが素晴らしい。ライル・ワークマンが音楽担当なのが嬉しい。キャサリン・キーナーの娘役のカット・デニングスが美人。「ビッグママ・ハウス2」も観なきゃ。監督のジャド・アパトウは「ディック&ジェーン」にも関わっていたのか。

そういやもう童貞じゃないのに精神的に童貞って主張する人がいるけど都合が良いよなあ。どんどん前へ進めば良いのに。