「Not Another Teen Movie」

傑作
ジョックスから喋繰り黒人(なにかと「damn」って言う)、チアリーダー等の学園映画の定番の人物達がどっかで見たことある場面で楽しく演じている。スマッシュ・マウス「パシフィック・コースト・パーティ」も流れるから下品好きにはもってこいの映画。
眼鏡っ娘のカイラー・リーがどんどん美人になっていくんだけど,眼鏡かけている時で既に美人。ジェイミー・プレスリーは凄いヤリマンに見える好演
ジョアンナ・ガルシアは「ハイスクール白書」のリーズ・ウィザースプーンみたいなしゃくれで「デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?」の下品な言葉を発作的に叫ぶ女性みたいな演技だった。元ネタは他にあるのかな?
リス・エヴァンズは存在がまがい物みたいでとてもこの映画にとても合っている。全裸で股間と乳首にクリームをつけて登場した際のふてぶてしさが良い。「スカーレット・ヨハンソンの100点満点大作戦」のときよりはるかに良い。
アメリカン・ビューティ」のビニール袋まで出てきたのは笑った。婆さんとの糸引きキスシーンや糞尿まみれになるなどツボを押さえている。パーティにもう一人黒人がいて「一人で十分だ」ってなったのも面白い。
他にもセス・グリーンみたいなのや「ゾルタン★星人」みたいな「dude」って言い合う二人組みも出てくるし。
「待ち切れなくて…」でジェニファー・ラヴ・ヒューイットが演じていたような役でレイシー・シャベールが出てくる。パーティの中で手紙も渡せて,結局手コキってとこが手っ取り早くこの話を終らせて他のパロディを見せたい感じが出ている。
頭が繋がった女性の間からカイラーが見えるシーンがやたらと素晴らしい。パロディなのにちゃんと物語が進行していくのは伝統芸能の証かなあ。学園ものって登場人物のキャラクターが分類しやすいからそのぶん物語で凝れるのかも。
そういえばジョックスが主人公なのが新鮮。最後にモリー・リングウォルド本人も出てくれて嬉しい。