「「カントリー・ベアーズ」

傑作
なんだこりゃ。まったくこういう内容だと予想していなかったので椅子からずり落ちそうになった。熊が人間と一緒に暮らしてるって鳥山明の漫画の世界かよ。はみだし者であると自覚した熊が旅に出るシーンで震えた。「彼女は夢見るドラマ・クイーン」といい、ディズニー映画は「憧れ」を描くのが上手いなあ。憧れとフォークという点では「あの頃ペニーレインと」と「みんなのうた」をブレンドしたかのような映画。教師のいないたった一人のフォーク版「スクール・オブ・ロック」っていう感じもする。主人公ベアリーの目元の動きが「みんなのうた」のユージン・レヴィにそっくり。警官のギャグも間が良くてツボにはまった。ブライアン・セッツァーエルトン・ジョン等も出てくる。