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Gordon Withers 『The Joy Formidable on Cello』 ★★★
オフィス・オブ・フューチャー・プランズのメンバーでもあるチェロ奏者のゴードン・ウィザーズ*1の3rdアルバム
ウェールズの3ピーズバンド、ジョイ・フォーミダブルの楽曲のチェロカヴァー集。
元曲の魅力であった爽やかなギターサウンドは当然ながらないけれど、キャッチーな歌のメロディをなぞっているので歌心は強調されているのが素敵。こういうインストナンバーが流れるスーパーで買物がしてみたい。
今のところ彼唯一のオリジナルアルバム*2である2ndアルバム『Gordon Withers』を聴いてみると、質感はロバート・ポラードの楽曲でストリングスを担当することの多いインヴァートのそれと近いので、彼と相性が良いはず。また共演して欲しい。
ジョイ・フォーミダブルの元曲の中ではこれが好き。
全然関係ないけれど、最近吉高由里子を観るたびにやまきよを思い出す。
*1:ボストン・スペースシップス『Let It Beard』の「A Dozen Blue Overcoats」にも参加
*2:1stアルバム『Jawbox on Cello: A Benefit for Cal Robbins』はジョウボックスのチェロカヴァー集。本作を気に入った人はこちらもおすすめ。
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スーパー400というバンドがかっこいいので気になる。
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SafetySuit 『These Times』 ★★★★
ナッシュビルを拠点に活動しているセーフティスートの2ndアルバム。
昨年観た厚木基地独立記念祭でのライヴが良かったので購入。
粘り気があるけれど男臭すぎないヴォーカルや、今にも映画に使われそうなメジャー感のある曲が満載で好き。ワンリパブリックのフロントマンであるライアン・テダー*1との共作曲「Let Go」は流石にポップ。 売れっ子プロデューサーのハワード・ベンソン(12曲中5曲で起用)が関わった曲は音を詰め込み過ぎなのでそれ以外の曲の方が良かった。次は全曲セルフプロデュースのアルバムが聴きたい。
ワンリパブリックやザ・スクリプトが好きな人は気に入ると思う。
*1:ライアンはアデルの『21』収録の名曲「Rumour Has It」も共作している人物。今年出る予定のワンリパブリックのアルバムは楽しみ。
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モーニング・ラッシュのフェイスブックページによると、もうすぐバンドキャンプでEPを出すとのことで楽しみ。
彼らが「レベッカ・ファーガソンのCDは聴く価値アリ」と言っていたので聴いてみたらたしかに良い。これはスマッシュ・マウス好きも気に入るのでは?彼らの名曲「All Star」みたいだし。
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アデルのライヴDVD観て年越した。最高!ホットハニーが飲みたくなったので蜂蜜買おうっと。
2011年作品で気に入ったアルバムベスト22
1.Robert Pollard関連(『Lord of the Birdcage』/『Let It Beard』/『Space City Kicks』/『Waving At The Astronauts』/『New Theory of Everything』/『Capsized!』)
2.Cage The Elephant/『Thank You Happy Birthday』
3.Death Cab For Cutie/『Codes And Keys』
4.Adele/『21』
5.Bowling For Soup/『Fishin' For Woos』
6.Anna Waronker/『California Fade』
7.The Birthday Suit/『The Eleventh Hour』
8.Olly Murs/『In Case You Didn't Know』
9.The Streets/『Computers And Blues』
10.They Might Be Giants/『Join Us』
11.The Gaslight Anthem/『American Slang』*1
12.Everybody Else/『Wanderlust』
13.LMFAO/『Sorry For Party Rocking』
14.View/『Bread & Circuses』
15.Nicola Roberts/『Cinderella's Eyes』
16.Blink-182/『Neighborhoods』
17.The Decemberists/『The King Is Dead』
18.The Feeling/『Together We Were Made』
19.チャン・ギハと顔たち/『チャン・ギハと顔たち』
21.Wire/『Red Barked Tree』
22.The Go! Team/『Rolling Blackouts』
*1:これは2010年作品だという指摘を受けるまでてっきり今年の作品だと思っていた。勘違いしていた理由は震災の影響で中止になった3月12日東京公演の欲求を埋めるために本作を聴いた回数が多かったためだと思う。
兄嫁の肌は熱く甘く (監督:国沢実)★★★★
序盤に弟(久保田泰也)が兄嫁(灘ジュン)を襲うシーンを観て、松岡邦彦作品みたいだと思っていたけど、しだいに事情(勃起不全になった兄(石川雄也)が弟に妻を満足させるように唆したこと)が分かり様子が変わってきた。基本的に優しい人しか居ない。
弟に自分の妻を襲うよう仕向けておきながら、妻と弟がまぐわったソファーを嗅いで「獣の匂いがするなあ」と周りくどく妻に言うなんて完全に嫉妬している。ねちっこくて、そりゃ無いよと思う。
なぜ石川は嫁に弟との性交を提案しなかったのだろうか。弟にだけそんな話をすれば、結果的に妻も、弟のことも傷つけることになるのは想像がつく。妻のことを想っているよういて、結局自分のことしか考えていないようだ。説明してだめだったら離婚する方が潔よいと思う。っていうかさっさとペニバンプレイをしていれば。。。
上司の石川に想いを寄せるOL役の伊沢涼子は素晴らしかった。マウスで自慰するシーンはホイールを活かしていて楽しい。彼女は石川にペニバンを渡して激怒されていたけど、ああした感情のぶつかり合いがあるって大事だと思う。灘もしおらしくバイブオナニーしていないでペニバン投げつけるくらいの思い切りがあればなあ。
捨てられたペニバンを見て久保田泰也の顔が思い浮かんできた。このシーンがハイライトだ。
兄弟が道で遭遇して別れるまでのシーンは1秒未満のテンポの速いカット割りで目が回りそうになったけど、2人の表情の移り変わりの変化が一気に堪能できて気に入った。
同じ石川雄也出演作で、彼が無精子症だった『こってり奥さん 夫の弟もくわえて』の続編みたいな感じ。