ロバート・ポラードがインタビュー記事で最近ハマった音楽はありますか?と聞かれて、"エリック・ベル在籍期のシン・リジィにはやられたよ"と言っていたので聴いてみたらとてもかっこいい。エリックが抜けてからのツインリードギターも好きだけれど、うねりまくりのギターが堪能できるのは初期ならでは。ブライアン・ダウニーのドカドカドラムとの相性もいいし。

GBVで彼らの「Jailbreak」をカヴァーしていたからかなり好きなのかと思っていたけれど、初期作は聴いていなかったのか。


SEXファイル むさぼり肉体潜入(監督:浜野佐知)★★★
セックスライセンスは同監督作の『Gスポ捜査官 快楽のライセンス』でも登場していた。あの作品ではライセンス捜査官を演じる主人公が、自身の仕事が性を謳歌する人々にとって弊害となっていると葛藤する様子が描かれていたけれど、今回は主人公に幼児期の性的トラウマ体験があるからか、うじうじと葛藤せずにクールに捜査している。性を自由に謳歌したい、自分自身でありたい、子供に性的虐待をする親はクズという真っ当なメッセージにはグッと来た。大城かえでは相変わらず美人でヒロインの貫禄ありまくり。橋本杏子に似ている気がする。松井理子は水原香奈恵みたいに見えてきた。次回作にも出演して欲しい。気になったのはセックスする際にお互いの免許をタッチしていたシーン。やろうと思えば免許タッチなしでセックスできるのでは?

ザ・欲望産業 思いっきり出して(監督:深町章)★★★
久須美欽一の指をはためかせながらの愛撫がとても可笑しい。芳田正浩のコメディ演技は志村けんのそれみたいで新鮮だった。橋本杏子がガラス越しにシャワーを浴びるシーンは「Glad Girls」のビデオみたいな質感で燃えた。

犬と後家さん 腰巻の中で(監督:新田栄)★★
新田監督作はサカエ企画の文字が出る前にそれだと分かるようになってきた。動物ピンクだと馬モノのインパクトが大きいけれど、プレイ中の馬は明らかに作り物なので興ざめしていた。でも今作のような犬モノはリアルにバター犬していたり、バック風に佇んでいたりしているので見応えがある。それだけ。ペキニーズが餌を食べるシーンはもの凄く不味そうにしていて、そのあとに中村英児がその餌を比較的美味そうに食べていた。ひょっとして犬向けでなく人間向けの味付けだったのだろうか?林由美香は中村を犬のように扱っていて楽しい。