究極性感 恥穴えぐり ★★★★★

佐々木麻由子がセラピスト役だから『マニア・レポート 剃毛と制服』の続編かと思った。
柳東史にレイプされた彼女はアナルに入れられた時の扉が開く感じを経験し、「レイプで感じたのでは…」と困惑する。その悩みを克服するためにアナルを拡張する。フィストファックを経験した彼女はセラピーにそれを取り入れつつ、レイプした柳をフィストファック&サッカーボールキック(フットファック)で懲らしめる。
性的な悩みを持った人物がセラピーでそれを克服する『マニア・レポート 剃毛と制服』シリーズと近いのだが、あのシリーズは悩みの克服がオルゴン派遣隊の治療によるものだったし、オムニバス形式なのでそれぞれのエピソードが絡まなかった。それに対して、今作は佐々木が自分自身でアナル拡張を選択するという主体性があるし、アナル拡張の過程で他の悩みを持つ人物(ゴムフェチレズビアンの佐々木基子と俳句ゲイの平川直大、インポテンツのなかみつせいじと不感症の穂高奈月)の悩みの克服も有機的に行われているのが素晴らしい。自分をゴミに例える枯れたなかみつ(ほんのり都知事を揶揄っていたのが可笑しい)がフィストファックされて「オーマイコブラ!」と復活するシーンや、平川直大が芭蕉ゲイ説を唱えているところが面白かった。フィストファックへの入門として最良作。必見。