女豹の檻 いけにえ乱交 ★★★

新人のClareを紹介する映画のようで、あまり面白くなかった。喘ぎ声がフランス語なので艶めかしい。他人をもてなすことで新たな自分に出会うっていうのはまあいいとして、それが佐々木麻由子に愛されるためっていうのがよく分からなかった。『不倫人妻 快楽に溺れて』然り、佐々木は知的な風貌が小説家役にぴったり。吉岡睦雄は軽みが強すぎて返ってくどい。Clareの留学先講師である荒木太郎は彼女と吉岡がまぐわっている姿を見て頭を抱えながら「憧れていたのに…」と漏らすんだけど、結局我慢できずに彼女としてしまう。ここで直前に中出しした吉岡の精液を女性器から口で吸い取っていたのは流石に気持ち悪かった。吉岡にも「クレイジーだな」と言われる始末だなんて相当。あと、後半になかみつせいじが仕切る変態クラブみたいなところでClareが弄ばれる場面にも荒木がいて、またもや「憧れていたのに…」と嘆きつつも結局彼女とやっていて笑った。佐々木は乱痴気騒ぎを繰り返すClareを通して新たな自分に出会うことになるんだけど、そんな彼女が書いた小説が以前からどのように変化したのかが知りたかったな。新作のタイトルに「おもてなし」という言葉がちらっと見えたのは可笑しかった。