理想の恋人を見つけるための7つのジンクス ★★★

フレディ・プリンゼJr.がメガネと分けた髪型、歯の矯正器具であまりにも垢抜けないものだから最初彼だと気がつかなかった。でも夏を過ぎてからは『サマーリーグ』の彼のように垢抜けていき、後半に行くにしたがってどんどんギラギラした目つきになる。歌舞伎役者の成長過程を観ているようで面白い。アリソン・ハ二ガンは『アメリカン・パイ』に出ていた感じ。
ジェイソン・ビッグスはジェイソン・シュワルツマンようなコメディ・リリーフな役柄で、彼の純朴な風貌とは合っていないと感じた。
友人関係だった男女がお互いの気持ちに気がついて結ばれるまでの過程がやたらと緩やかに描かれるのは丁寧だけれど、お互いの彼氏や彼女の扱いが雑だったので観ていて刺激が少なく、まどろっこしかった。あと、二人の関係が進展する大きな一助がSEXなのは凡庸でつまらない。機内で結ばれるラストは後ろの席の乗客がニヤニヤしてしまうのもうなずけるほど熱くて、観ていて恥ずかしくなる。クラブでみんな白濁にまみれたのには面食らった。アメリカのクラブだとよくある光景なのだろうか?ヘザー・ドナヒューは『ディザスター・ムービー!』でJuney役だったクリスタ・フラナガンに似ていて好き。