スパイ・モンキー ★★

「Nancy Drew」で好演していたエマ・ロバーツが出ているので観てみたけど、かなりつまらなかった。彼女がスキップしたりベッドで飛び跳ねる姿は、幼すぎて自分を抑えきれないように観える。演技だったら上手い。
偽者のファンタスティック・フォーのようなミュータント風サーカス一座が役に立っていないのは当然として、迷惑もかけないなら出てこない方が良いのに。
エマよりチンパンジーが前面に押しだされているのが残念。でも彼が頑張って動きまくるのは楽しいし、突然アップで喋繰り倒すシーンは「カンガルー・ジャック」のような趣がある。同じロバート・ヴィンス監督作の「天才チンパンジージャック」と「エア・バディ」シリーズも観なきゃ。
日本人がやたらとお辞儀をしたり、東京の街の看板に変な日本語が書かれていたりするところを観て、いまだにこんな認識で映画を作る人がいるのかと衝撃だった。火山の噴火の際に日本語の台詞を間違えて言い直している場面があって、それが返ってリアルな日本人のよう。
リチャード・カインド小出祐介に似ている。ミュゼッタ・バンダーはレザースーツ美人。
あとゴムで振動を抑えるのを非科学的って言っていたのは違和感があった。工学的ってことか。