キル・ミー・ブロンド ★★★

序盤でヌードルス*1の「ナイアガラ」がかかって驚いた。“アイスクリーム〜溶け出し〜”っていう歌詞の同曲の後の台詞でアイスが出てくるから意図的なのかな?久しぶりに『スローコースター』を聴き返したくなった。
その後ブルーハーツの「人にやさしく」までかかったときには、日本盤用に置き換えたのかと思ったけど、スペシャルサンクスに弁天レーベルの名前があったのでどうも違うみたい。他にかかるK'cou chatの「ボクがオトナになった時」やmummy the peepshow*2の「Disco Holiday」は同レーベルミュージシャンの曲だし。外国のコメディに日本の曲(しかもインディ・ロック)が使われるって不思議な感覚。本作のしょぼさと曲のそれが上手い具合に合っている。
ジャンニ・ラズリはジェリー・オコネルに似ている。
監督・脚本・主演のコリン・ミラーは淡々としていて、悟った感じの演技がわめくゲイ兄(ジョン・F・シェイファー)と対照的で最高。格闘シーンはスタントなしで動く動く!今後に注目しようっと。作っている張本人が体を張っていて俺様映画を感じさせない80分台の小品。