鬼木雄二@下北沢lete

風邪をひいていて本調子ではなかったようだけど。やっぱり良かった。
1曲目は「Happiness is a warm sun」という曲。この曲は新居アキノに歌詞を渡されて曲を依頼されて作ったものらしい。「I Am a Cat」からはドラムにPOP鈴木とギターに石垣窓が登場。POP鈴木の持つドラムスティックの頭は筆の先が竹箒みたいになった感じで、それを両手に持って右手で叩き、左手で撫で回す。これがleteの狭い空間と相まって凄い良い感じの音。昔のGBVのボテボテドラムの音を思い出させる。コンソメパンチのダンボールを足で蹴って楽器にしているのも面白い。吊るされたトライアングルをたまに叩くんだけど毛の部分が当たっても少ししか音が出てなかった。柄の部分が当たると凄い良い音色。後半はシンバルに小さなチェーンのようなものを巻きつけていて、いったい何なんだろうと思っていたら、彼がそのシンバルを叩くと蝉が鳴いているみたいにミーン、ミーン余韻が続く!こんなのよく考えたなあ。あまりに楽しいので中盤以降はほとんど彼に見とれていたよ。
アルバムに入る新曲としてやった「4ケルビン」?は冬に聴くと良い暖かくなる曲。2月の後半に出るらしい新アルバムで早く聴きたいなあ。ボブディランのカバー「Tangled Up in Blue」はギターのアンサンブルが素晴らしく本人も満足げだった。最後にワルツで締めて終わり。
時折赤子の声も聴こえて和むライブだった。