「クリスティーナの好きなコト」

面白い
映画ってここまで下品になれるのかという感慨。これ面白いと思った俺は本当に下品なんだなあ。映画の三分の一は画面のどこかで誰かが尻を振りまくっているし。「あなたのペニスに脱帽よ!」って歌いながら踊るミュージカルシーンがあったり、クン二されながらアイス食う夢を見てにやけたりする映画なんてこれからも出てこないんじゃないかな。
スマッシュ・マウスの「パシフィック・コースト・パーティ」がかかるのも当然か。この映画観始めてすぐに「これはかかるだろう」と踏んだもの。スマッシュ・マウスは下品じゃないのに下品な映画と相性が良いのは、どちらも「突き抜けた感」があるからだろう。
ゲロ吐くシーンもあるけどほとんど瑣末時扱い。便所のシーンでも、別に「恋に憧れてin N.Y.」みたいに糞尿にまみれないのに、クリスティーナ・アップルゲイトが男の小便器で立ちションするからそれ以上に汚れている感じがする。
キャメロン・ディアスがカウンターに乗り上げるシーンは彼女の半ケツを見せるために付け加えられたとしか思えない。クリスティーナ・アップルゲイトは三人の中で最も余裕のある下品さ。「ハッピー・フライト」のケリー・プレストンみたいな場数を踏んだヤンキー上がりといった感じ。セルマ・ブレアは駅弁ファックやってるし。いったいどうしちまったんだ。
みんな下品な中、パーカー・ポージーはとても良い。横顔でニヤリとする表情がとても映える。