「サマーリーグ」

かなり面白い
ぎこちないケンカシーンは冷めたけど、面白かった。まさか「スクービー・ドゥー」のマシュー・リラードとフレディ・プリンゼJr.のコンビがこれほどまで馬が合うとは。
冒頭からフレディの肉体が堪能できるのが嬉しい。特にTバック一丁でスプリンクラーの中を猛ダッシュするシーンはハイライト。途中から目つきが気持ち悪いほどぎらついていて歌舞伎の真似でもやっているのかと思った。入れ込みすぎだ。
そしてマシューは犬の鳴き真似はするし、巨根(ユニホーム姿でめちゃくちゃ股間が膨らんでいるのを見た時にはボールでも入れていて後でボケるのかと思った)。すべてはTバッグを穿いて前方からのおいなりさんショットのための伏線なわけだけど。
個人的に映画を観ながら「フレディの尻とマシューの股間は同等の価値で扱われるべき」だと思っていたので二人がTバックを穿いて強調してくれたのが滅茶苦茶嬉しかったよ。
嫌いなブリタニー・マーフィTバック提供要員に徹していてくれて嬉しい。
ヒロインのジェシカ・ビールが滅茶苦茶エロい!綺麗!全然知らなかったけどすぐにファンになりました。普段の演技も素晴らしいけど、泣き顔で何倍にも魅力的になるのがまた良い。おそらく製作者はこの映画の見せ場である雨の中のプールのキスシーンを想定して濡れ映えする彼女を選んだんだと思う。濡れ映えする女優は泣き顔でも映えるから、泣かせて大正解。
ゼナ・グレイもロブスターやアサリのコスプレをしていて可愛らしい。
まさか下宿屋の女将さんが童貞を喰っちゃうなんていうおまけには勿体無いくらいの話まであるなんて。童貞が童貞喪失した後で生まれ変わったかのように覚醒する部分まで含めて妄想を書ききっているのが素晴らしい。
あと良かったのは、「俺は太った女性が好きだ」ってカミングアウトした場面。こういった嗜好の告白はゲイのカミングアウトとかよりもかえって新鮮だった。
曲はThe Clarksの「Let it go」が特に良い。