「スーパースター 爆笑スター誕生計画」

面白い
サタデー・ナイト・ライヴを観たことが無いのでモリー・シャノンは全く知らなかった。最初パンツ丸出しで踊る彼女がきつかったけど、映画が終る頃には魅力的に見えてくる。これは奇跡的。最後の舞台でブレイクダンスみたいにクルクル回っている彼女の姿を見た時には本当に笑い、心の中では拍手をした。
でも本作の最大の収穫は、今まではソコソコ好きだったウィル・フェレルを心から良いと思えたということ。彼が「新しい動きを考えた」と言いながらの体を波打たせる「ファックスの動き」はハイライトだった。安心して観れる頼もしさはケーリー・グラントに近い。あんまり魅力的過ぎてモリー・シャノンが霞む程。彼の「You can do it!」はアダム・サンドラーに言われるより励みになるなあ。
映画を通して内輪受けの中に入っていけるというか、開いた内輪映画だった。オープニングで流れるゴーゴーズの「Beautiful」も良い曲。