「スノーデイ 学校お休み大作戦」

傑作
監督は「オトコのキモチ♂」のクリス・コッチ。ラブコメディとファミリー映画を両立させて90分以内に収めているのはさすが。彼が監督したTVシリーズ「Scrubs」にはGBVの「Hold on Hope」も使われているようなので観てみたい。
なんといってもゼナ・グレイが素晴らしい。子役嫌いの俺がでここまで良いと思ったのは初めてだ。遊び相手は兄のフィギアかボンクラ少年達っていうのが最高。88年生まれだからこれからがめちゃくちゃ楽しみ。雪といえばラリー・ミラーだけど、彼がひょっこり出てくるといかにもなので出てこなくて本当に良かった。そんなラリーと彼女が共演している「トラブル・キッズ マックス・キーブルの大逆転」が見てえ。本作で屁のタイミング、頻度ともに申し分なかったジョッシュ・ぺックとも再び共演しているみたいだし。
ダミアン・ヤング扮する校長がなんでそこまで嫌われているのかがわからなかったので可哀想。そこをもう少し説明して欲しかった。
シュイラー・フィスクもいじらしい。「オレンジ・カウンティ」といい素朴な役が似合うなあ。マーク・ウェーバーはトラボルタをさっと湯掻いたみたいな感じで気に入った。
クリス・エリオットは子供向けにしてはやりすぎなんじゃないかと思えるくらい汚ならしい役を一挙に引き受けていて最高。スケート場でアル・マルティーノばかりかけるオッサン役でイギー・ポップも出てくる。それにしてもスマッシュ・マウスが使われている映画は本当に面白いものが多いなあ。