「17歳 体験白書」

かなり面白い
イライジャ・ウッドに夢精をさせた製作陣に拍手。
後藤真希に似ているマンディ・ムーアは頬にはりがあって、かつ目の周りの黒いのが良い。
ジュリア・スタイルズ和田アキ子を混ぜたようなフランカ・ポテンテは「ボーン・アイデンティティー」の時のほうが良かった。彼女とやったあとのシーンでイライジャがタバコを吸う誇らしげな顔がなんとも可笑しい。
デボラ・ハリーに犯される妄想シーンはハイライトで、此処だけでも観る価値はある。エロいのなんのって。シャーリー・マクレーンテレサ・ラッセルといったセクシー中年女優界にダークホースの出現だ。これを観ると彼女って役者だけでも十分食べていけるんじゃないのと思ってしまう。もっとこういった役で出て欲しいなあ。あとこのシーンで彼女に指を咥えられた時のイライジャの表情が「ロード・オブ・ザ・リング」での指輪を盗られそうになるときのそれと同じで爆笑した。
「アンラッキー、ハッピー」でもそうだったけど、アンドリュー・グロスの楽曲スコアのドラムは場面とよく合っていて素晴らしい。特にイライジャがフランカのシャツのボタンをはずしていくときに流れる曲の「ダッダッダ・・・」というドラミングが傑作。こっちまで興奮してくる。彼は俺にとってマーク・マザーズボウに続いて好きな作曲者となった。「恋のから騒ぎ」のスコアも彼が担当しているようなので早く観たい。