「アンラッキー、ハッピー」

傑作
冒頭で「恋する遺伝子」みたいに牛が出てくる。人間と牛を比較する恋愛論が流行ったのかな?
ジェリー・オーコネルに変態扱いされる男を演じさせるなんてこれ以上無いキャスティング。下品によだれを垂らしたり、女優達に袋叩きにされる場面を観ても全然腹が立たない。子役上がりでこんなにちゃんとボンクラを演じてくれるのは嬉しいなあ。彼の出演している「爆走!!トムキャッツ-天下無敵のプレイボーイ同盟-」も観たくなった。
「リアル・ブロンド」を観てしまったからかもしれないけど、ブリジット・ウィルソンはファッション業界人役が似合うなあ。
上記の二人も良いけど、本作のハイライトはライアン・レイノルズの裏タマサービス。子供の頃俺もよくやったなあ。彼が素っ裸で窓から脱出しようとする場面ではMr.Booを思い出した。引っ掛けた取っ手が外れてそれが窓枠に引っかかるのはもう黄金の流れ。この直後の警察犬のギャグもコンパクトにまとめられていて良い。
ウエイトレスの手がフックみたいになっていて面白い。ロン・リヴィングストンマイケル・ブーブレに似ている。