禁断の記憶 人妻が萌えるとき ★★★

小鳥遊恋は朝丘まりんに似ている。藍山みなみが小鳥遊と再会してから夫に作ったドーナツに穴が無かった場面は、直前にドーナツの穴をみて物思いにふける彼女を観ていただけに満たされいる感じが出ていた。それにしては藍山が小鳥遊と再会するシーンはあっさりし過ぎていて残念。あそこはもう少し演出して欲しかった。相楽かごめは軽い感じで、夫の不倫相手だけど妻に執着しなそうなところが本作にぴったり。岡田智宏は自ら小鳥遊に貢いで借金を抱えて、それでも振り向いてくれない彼女を憎んで崖から突き落とすくらい想っていたはずなのに、彼女と再開するシーンではあたかも高校以来久しぶりに会ったかのようにふるまっていて違和感があった。小鳥遊が藍山の体に描いたピアノの鍵盤を弾くシーンは弾き方が小刻み過ぎで可笑しかった。和音と律子って名前は気が効いている。