人妻悲恋 巨乳みだれ泣く ★★★★

はるか悠が行為中に汗でテカテカしているのがとても印象深い。特に鼻の下の粒々とした汗が。吹きかけたのかもしれないが、汗っかきっぽいモチ肌の質感なので違和感がない。店の中で彼女と牧村耕次が初めて絡むシーンはアコースティックギターの温かい音色と赤っぽい照明が効果的で、観ていてとても晴れやかな気分になる。彼女がイクときに呼ぶ男の名前を客に聞かせないのは上手いと思った。聞いたらこっちも気になるしなあ。牧村は元々の浅黒さが土方という職業で自然と受け入れられる。はるかはいろんな男と関係を結ぶので見方によっては淫乱だけど、それぞれの男には縄文人のように“あんなに愛してくれた女はいない”って思わせる人だったんだろうなあ。ラストはあの後牧村が彼女に会いに行くのか、会ったらどうするのか気になる。妄想のように再び愛し合ってほしい。
佐々木麻由子の関西弁が最高で、何時までも聴いていたい。自分が関西弁に弱いことを再確認した。いつか大阪に定住してみたい。彼女の部屋の中はトラのぬいぐるみ等のタイガース色満載で、一瞬ラブホテルかと思った。気丈に牧村と別れた後、電話越しの父親に“食べ物おごってよ”と泣きつく姿は切ない。淡島小鞠はヒッピーな感じの役柄で、はるかとは対照的に男を病みつきにさせなそうなところが好き。今作は女優がすべて壺だったので満足。