2008年まとめ

今年はいままでで一番多くライヴに行った。新年早々に観たワッツタワーズで調子づいたというのが大きい。スーパースナッズもつじあやの鈴木祥子もレコーズもスマッシュ・マウスも素晴らしかった。4月から6月までは諸事情による軟禁生活でほとんど観に行けなかったけれど、来年はもっと行けると思う。
下半期は毎月のようにスナッズを観に行っていたからか、ガレージロック、パワーポップが以前よりも好きになった。自分が今年気に入ったアルバムを観返しても、The Yum YumsやFoxboro Hot Tubs、The Wellingtonsといったバンドが多い。 反面入れ込めなかったのはUSインディロックの人たちの新作。みみっちさと気持ち悪さが相まって受け付けなかった。でもBlitzen Trapperは歌心に溢れていたので気に入った。あとMirahはキミヤ・ドーソン好きは気に入ると思う。

今年は一年を通していくつかのミュージシャンの作品にどっぷりにはまることが多かった。
まずつじあやの。『Sweet, Sweet Happy Birthday』(去年の作品なのでベストからはずした。)ではまって以来、全アルバムを聴いたし、ウクレレを購入して福井県までライヴに行った。ウクレレと言えばジャネット・クラインを思い出すけど、彼女のようなレトロさを感じさせないところも好き。
トルネード竜巻も気に入った。最近ライヴをやらないので観れなかったけれど、機会があれば観たい。「ユグレデスカ」は名曲。つじあやのつながりで『魁!!男塾』を観なくちゃ。
鈴木祥子も。全アルバム良作で、3枚挙げるのなら『あたらしい愛の詩』、『Love, painful love』、『SNAPSHOTS』かな。
パール・ジャムも最後に夢中になった。『ザ・フー: アメイジング・ジャーニー』に出ていたエディ・ヴェダーザ・フーについてやたらと嬉しそうに話すので気になって彼らの『バイノーラル』を聴いてみたら、まるでザ・フーのようなサウンドにしびれて慌てて全アルバム聴いた。いままでちゃんと聴かなかったのを後悔。一番良かったのが一番新しい『Pearl Jam』っていうのも素晴らしい。近年のロバートの作風が彼らに接近しているところも興味深かった。ほとんどワンマンで作られたというエディのソロ作も疾走感があって気に入ったな。
ロバートとの「Baba O'Reilly」のカヴァーはまさにアメリカン・ロック界を代表するフー好きの共演!

映画は『エージェント・ゾーハン』が圧倒的!こんなに突き抜けた作品を映画館で観れて良かった。『ウォーク・ハード ロックへの階段』 は洗面台を壊すシーンがウィル・フェレルみたいで笑った。あと、『俺たちフィギュアスケーター』と同様にジェナ・フィッシャーに興奮したということも正直に書いておく。めちゃくちゃ才色兼備な磯野貴理という印象ではまりそうだけど、興奮してはいけない気分にもなるので観るたびに葛藤している。『アルビン/歌うシマリス3兄弟』のヒロイン役のキャメロン・リチャードソンはショーン・W・スコット似。ほかは『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』や『レス・ポールの伝説』など音楽関連の作品に面白いものが多かった。

そして、今月から映画館でピンク映画を観始めた。隣席で男たちがブロウジョブをやっていると思わしき舐めずり音とあえぎ声が聞こえる中で集中して観る映画はスリルがあって楽しい。観客は50代から70代くらいの人ばかり。SEXシーン目当てだからか、ギャグシーンでみんなクスリともしない。劇間にかかる演歌が渋い。多分これからも通うと思う。

早くも吉岡睦雄となかみつせいじにはまりそうだぜ。