シャギー・ドッグ ★★

つまらない。期待していただけに落胆が大きい。
病気を完治させないラストには驚いた。妻も犬になること必至。
ティム・アレンの犬演技は基本的に楽しい。犬食いは勿論、四足歩行で走る走る。歳を考えたらその努力は称えられるべき。意外にがっしりとしている裸体も堪能できるのも嬉しい。でも舌をCGにしたのは余計だと思う。
彼が葛藤しながらも犬化していく前半は面白いけれど、一気に犬になるんじゃなくて、尾っぽ等が部分的に犬になっていけばもっと楽しめたと思う。後半は子供達が父の正体を知るきっかけに無理があったり、ティムが他の動物と意思疎通し過ぎで楽しめなかった。子供達には犬に変化する過程を見せ付ければよかったのに。
スペンサー・ブレスリンは好演。「キャプテン・ウルフ」然り、ディズニーの映画に出てくる男の子はミュージカル好きが多いような気がするなあ。ゼナ・グレイは普通。
ティムが隣人のバラを毟ったり、体の不自由な老婆に体当たりしてふっ飛ばしたりしたのは残念。結局自分達だけ幸せになれば良いのかよ!
エイコンの「Big Dog」が良い曲。ベス・ウォールはジュディ・グリアのような冷めた感じの女優で気に入った。