「Hな彼女の見つけ方 マシューの童貞卒業物語」 ★★★

『待ちきれなくて・・・』を意識しているかのような顔が見えないシーンが冒頭にあるのが嬉しい。
副題がしっくり来ない。冒頭の三分で童貞喪失しているよ。主人公が『イビザボーイズGODJ』の片割れに似ている。エレベーターで 暗闇の中まぐわった女を捜すのだが、話のつなぎがチグハグしていて不可解な場面が多い。最後に彼女が受け入れた理由がよくわからん。言葉よりムードってこと?ムードを含め、女の気持ちがわかる男になったからということなのかな。あの告白内容だと完全に女に服従する宣言のようだ。女性学の講義で最終的に男女より人間主義者以外は不要って言って落ち着いたのに。
主人公の友人のラリサ・オレイニクが可愛らしい。怪我の特殊メイクが似合うジェイミー・プレスリーはもっとこういう映画に出ればいいのに。
楽曲は良いものばかり。スコット・サックス*1の曲が多用されているのが嬉しい。本題である『100 Girls』という同名の彼の曲がかかるのだが、本作のために書かれたのだろうか?
この映画を観て得た収穫はSIZE 14というバンドを知ったこと。彼らのアルバム『SIZE 14』*2を買ってみたらコメディにふさわしい他愛なさ満点の良作だった。「Claire Danes Poster」っていう曲があるのも面白い。あと驚いたのがこのアルバムに「Let's rob a bank」が収録されていること。『クライムチアーズ』のラストで流れる名曲を歌っていた人たちだったのか!!