ハッスル&フロウ ★★★★★

めちゃくちゃ面白い。

タラジ・P・ヘンソンが自分の入れたコーラスを聴いて目を見開いている姿や、三人でフックを考えている姿を観た後に完成された曲を聴くと、曲を生み出すことの面白さが伝わる。最近宅録を始めたっていうのもあってかなり共感した。この映画を観たら宅録する人が増えると思う。

多くのシーンで流れる大音量の高速シャカシャカリズムに圧倒される。テレンス・ハワードの目つきが鋭い所(貧乏ゆすりをしながらタバコをふかすシーンの苛立ち具合は最高!)や、タリン・マニング他、女優達が終始暑そうなのも素晴らしい。

リュダクリスの細長い顔で「ハア?」ってされると結構怖い。いつ殺し合いが始まるのかとドキドキする。

アンソニー・アンダーソンが彼にしては喋らない役で、新境地だと思う。キーボードで作った曲を聴かせたらはしゃぎ出すのが落差があって面白い。吹き替えも楽しみ。