マイ・ラブリー・フィアンセ ★★★★

いままでパッケージを見て「アホ過ぎるなあ」と思って敬遠していたが,クリスティーナ・アップルゲイトがヒロインだということに気がつきがっつく様に借りたら意外に拾い物だった.
今まで観た映画での彼女の印象は「大方下品」だったけれど(「恋のクリスマス大作戦」では下品ではなかった),今作では過去から来たジャン・レノと下僕の行動が現代では下品に見えて,彼女は下品ではない。むしろこんなに綺麗な女優だったのかと思い知らされた.
下僕に自由を謳歌することを教えるタラ・リードが素晴らしい.
ブリジット・ウィルソンは乞食役が最も似合わなそうで,かといって高貴でもない不思議な魅力を持った女優.
ジャン・レノが去った後に「故郷に帰ったの」という一仕事終えたかのようなクリスティーナのそっけない態度が沁みる。