『ガール!ガール!ガール!』

フランク・ブラックの新作『Honeycomb』に収録される予定の「小エビの唄」目当てで観た。
タイトルの割には劇中そんなに沢山ガールは出てこないで、ラストにこれでもかとうんざりするほど出てくる。
プレスリーのCDを一枚も持っていないし、出演している映画を観るのも初めてだった。俺が抱いていた彼のイメージは、「アメリカの加山雄三」だったけど、実際プレスリーは意外と男っぽさよりも女性っぽい色気があったのでそんなに間違っていなくて安心した。
腰を振りまくる踊りは早速風呂場で真似をした。やっぱり子供の笑い声って大嫌いだと再確認。ほんと癪に障る。
ヒロイン役のローレル・グッドウィンは「はしのえみ」みたいな顔してる。フラメンコ風の「壁の耳には聞こえない」では鼻の穴をこれでもかと強調していて面食らった。
「心の届かぬラブ・レター」や「小エビの唄」など、歌詞が物語になっているものが多くて、新鮮に感じた。こういう物語形式の歌詞のほうが君と僕ばかりの歌詞より頭使って書いていると思う。